幼児英語で気をつけること


日本語への影響

出典: 子供が英語を話した!! http://xn--d5qx43awkfeu4admc4qq.net/ 


<日本語への影響>

母国語が確固としていない脳の発達段階で、

英語と日本語の二重言語で生活すると、

思考能力が身につかないと言われますが、果たしてそうでしょうか?

 

英語と日本語の二重言語で生活してきた帰国子女たちは、

一律に、思考能力がないわけではありません。

 

子供が通っている「ぐんま国際アカデミー」の児童で、

小学生を対象とした作文コンクールで最優秀賞をとった児童がいます。

もちろん、県内の公立小学校のこどもたち全員を対象とした作文コンクールです。


「いただきます」って英語でなんて言うのか知っていますか?

「いただきます」って英語でなんて言うか知っていますか?

 

実は、

「いただきます」に相当する英語はありません。

 

子供を見て思うのですが、

「いただきます」を英語で考えるにあたって、

毎日何気なく発している「いただきます」の本当の意味を考えるようになります。

 

「いただきます」はだれに対する言葉なのか?

 

「いただきます」はなにに対する言葉なのか?

 

つまり英語を考えるために、日本語を考えているのです。

 

英語を学んでいるつもりが、日本語の理解を深めているのです。

 

だから、日本語の作文も、公立小学校に通う小学生より、

毎日英語で授業を受けている児童の方が良い文章を書けたのではないでしょうか!

 



<幼児英語教育で絶対にしてはいけないこと!>

幼児英語教育で、

絶対してはいけないこと、


それは「強制」です!

 

英語を子供に「強制」してはいけません。

 

強制してしまうと、

最悪の場合は英語が嫌いになってしまう可能性があります。

 

事実、私の周りにも英語を強制したため、

英語が嫌いになり、英語にまったく触れ合おうとしなくなった子供がいます。

 

子供は、楽しいものにしか、興味を示しません。

 

また、その興味も10分と持たないでしょう。

 

それが、

子供にとっては、当たり前なのです。

 

でも、

子供は、自分で興味を持ったものは、どんどん追求していきます。

 

その探究心は、驚くほどほどです。

 


英語は「遊び」のひとつ!

今や子供の英語教材は、たくさんあります。

 

「楽しいもの」・「キャラクターもの」・「カラフルなもの」と子供の興味をひくものばかりです。

 

子供が自分から見たくなる聞きたくなる楽しい教材(おもちゃ)を選ぶことは、

とても重要です。

 

音の出るリピートカード(英語音声発音器)や

タッチペン(英語音声が出るペン)などの、

「おもちゃ」も英語に興味を持たせるには最適です。

 

うちの子供は、

リピートカードに、好きなカードだけを何度も差し込んで、

その発音が面白くて、笑ったりしていました。

 

タッチペンは、専用の本の絵をペンでさすと、

英語で発音してくれるので、子供にとっては不思議なのか、

いろいろな場所(壁とか?手とか?もちろん、英語の発音はしません。)をペンでさして遊んでいました。

 

子供にとって、英語は、遊びでなければなりません。

 

楽しく英語に触れさせることが必要です。

 

遊びながら、楽しみながら、何度も音声を聴くことで、

楽しく覚えられるという効果が期待できるでしょう。



小学生への英語教育の注意点!英語を話せる子供を育てるポイント!

出典:飽きっぽい人のための長続き英会話  ~初心者スピーキング上達法~  http://nagatuduki-eikaiwa.com/4795.html


小学生への英語教育の注意点!英語を話せる子供を育てるポイント!


これまで小学校入学前の幼児への英語教育を紹介してきました。


このくらいの歳の子供には勉強をさせようとしてはいけません。


大事なのは「英語の回路」を脳の中に構築してあげるために、

「英語のかけ流し」と「英語が楽しい」と認識させてあげることです。


それだけできれば、幼児への英語教育は成功と言えると思います。



英語より母語(日本語)の習得が重要!反対派の考え

出典: 幼児教育を・・・子育てへと取り入れる99のアドバイス  http://www.kosodateikuji.com/entry/language12.html


<英語より母語(日本語)の習得が重要!反対派の考え>

母語(日本語)に関係してきます。反対というよりはむしろ心配でしょうか。母語というのは、単に語学力をつけるだけでなく、子どもの自立、将来のアイデンティティや精神発達に大きな影響力を持っています。


母語の習得と同時に英語の習得過程を混同してはいけないという思いがあるからです。母語(日本語)の発達や理解に支障を来すのではなく、英語にとわず、母語・国語力の理解や発達が遅れないように注意が必要です。


英語・英会話を幼児期から始める、始めないというのは、最終的に親の考えによりますが、どんな選択にしろ、子どもの土台となる母語の成長をみながら、他の言語力の教育に励むのが好ましいのではないでしょうか。



乳幼児向け英語教育の注意点とは?

出典: 幼児教育の基本 http://robertepeary.com/%E5%B9%BC%E5%85%90%E6%95%99%E8%82%B2%E3%81%AE%E5%9F%BA%E7%A4%8E%E7%9F%A5%E8%AD%98/%E4%B9%B3%E5%B9%BC%E5%85%90%E6%9C%9F%E3%81%8B%E3%82%89%E5%A7%8B%E3%82%81%E3%82%8B%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E6%95%99%E8%82%B2/


乳幼児向け英語教育の注意点とは?

次に、乳幼児の英語教育はどのようなことに注意して行うと良いのでしょうか?

乳幼児英語教育で一般的なものは、色・形・数などをカードにして子どもに見せながら先生の後に英単語を言わせるリピート指導法です。しかし、3歳未満の子どもにリピートすることを強制したり、発音を矯正したりすることはしないようにしましょう。自分が英語で言っても受け入れてもらえないと感じ、子どもは不安や悲しさから英語をあまり言わなくなってしまいます。

また、CDやDVDは1日30分にし、先生と一緒に集中して見聞きしましょう。その見聞きした歌を先生が楽しそうに歌っていれば、子どもも一緒に歌いたくなります。無理に歌わせることはせず、最初は何度も先生の生の声で聴かせてあげましょう。

一番リラックスできる家から全く別世界に行かなくてはならないこと、生徒たちとの関わり、今までの環境とは違い1対1で相手をしてくれないなどの理由から、3歳未満の子どもを英語教室に通わせるには早すぎる場合があります。英語の先生に教育をお願いしたい場合は、家庭に英語の先生や英語シッターを招くことも一つの方法です。


乳幼児期の英語教育についてご紹介しましたが、乳幼児期に適した正しい英語教育を身に付け、決して押し付けないようにして子どもの将来の可能性を広げてあげましょう。素直で異文化もすんなり受け入れ興味を示すこの時期を逃さず、体験させてみましょう。



親が気をつけるべきこと

出典: 三歳からでは遅すぎる!?英語がペラペラになる幼児教育  http://xn--d5qx43awkfeu4abmc4qq.jp/


<親が気をつけるべきこと> 

幼児教育で英語を学ばせるときに、

親が気を付けなければならないことはなんでしょうか。

 

それは、「親も子供と一緒に英語を学ぶ」ということです。

 

幼児向けの英語教材は巷に沢山あふれてます。

「これさえ使えば英語はペラペラ!」といったような謳い文句の教材もたくさんありますよね。

その教材を使うことを否定はしません。

  

でも、中には子供にその教材を与えて親は違うことをしている…なんていう親御さんもいるのです。

これはいけません!本当にダメです!

子供は、親とコミュニケーションしているときが一番脳が活発に動いています。

ですから、ただ一人で教材だけを与えられても何の意味もないのです。

親御さんも子供と一緒に英語を学ぶ必要があります。

 

といっても、何も難しいことはありません。

子供と一緒に歌ったり、踊ったり…このようなことで十分なのです。

 

「お母さんが楽しそうに歌っている」

このことが子供の英語に対する興味を膨らませ、自ら英語を覚えるようになるのです。

幼児教育で英語を学ばせるときに親が気を付けなければならないことは「一緒に楽しく学ぶ」ということです。

親御さんが一生懸命になりすぎて、子供が英語嫌いになってもいけないので、あくまでも「楽しく」「一緒に」英語を学ぶように気を付けてくださいね。

  


英語を習うのが早すぎると日本語が乱れる?

出典: FAMILY WEBSITE 02 http://xn--d5qx43awkfeu4admc4qq.lemx.org/002/003.html


英語を習うのが早すぎると日本語が乱れる?


「早いうちから英語を学ぶと日本語を覚える妨げになるのでは?」という心配の声も聞きます。

たしかに母国語である日本語は英語以上にしっかり学ばせるべきだと私も思います。しかし、これまでの英語教育を経験してきた世代としては「もっと早く英語を始めていれば・・・」と思う方も多いのではないでしょうか。また、自分の子どもにはきれいな英語を話せるようにしてあげたい、外国人アレルギーがないようにしてあげたい、と思うのが親心というものです。

0歳から3歳までの間しか持っていない特殊な言語能力を育てられるのは、このときしかありません。後になってからでももちろん身に付きますが、英語は早期に始めるほどしっかり身に付きます。一生懸命に沢山の音を吸収しているこの時期に英語に触れることで、お子さんの可能性を広げてあげることができるのです。

 自宅で英会話ってなんだか難しそうで…

ただ、0歳から3歳というのは非常に成果が見えにくい時期です。実際に英語を話せるようになる(アウトプット)までには時間がかかりますし、個人差があります。集中力や興味もその子によって違います。また、もしスクールに通うともなると、今後何年も継続するのはちょっと負担になりますよね。自分は英語が苦手だし、自宅で英会話をするのは無理だ…というママもいらっしゃるかもしれません。

あまり大げさに考えず、まずは1日1回、決まった時間に(ここがポイントです!)英語のCDやDVDを流す(インプット)、それだけでよいので、実行してみてください。時間は1日1時間で充分です。決まった時間に、というのは、いわゆる生活のリズムを作るということで、「あ、今は英語の時間だ」と子どもものってくれやすくなるからです。朝起きたとき、ご飯のとき、ドライブのときなど、いつでも結構です。できれば、お子さんの興味をひくために、ママも一緒に踊ったり歌ったりできるものが良いです。



子どもをバイリンガルにしたいとき「やっちゃいけないこと」3つ

出典: It Mama http://itmama.jp/2013/11/18/14669/


<子どもをバイリンガルにしたいとき「やっちゃいけないこと」3つ>

1:英語と日本語を混ぜて話す


まず、英語と日本語を混ぜて話さないことがとても大切です。そのため、日本語の文章の中で、単語だけ英語にしたり、英語に日本語をくっつけて話したりすることは避けましょう。

これと同じく、英語と日本語が交互に出てくるCDをかけ流すのは避けた方がいいです。なぜNGなのかというと、「脳のチャンネルが毎回切り替わるため効果が薄れるから」とのこと。やりがちなので、注意してください。

 


2:子どもが混ぜて話してしまったときに注意する

次は、子どもが英語と日本語を混ぜて話してしまった場合、注意しないようにしましょう。まだ幼い子どもですと、混ぜて話してしまうことも多いです。

しかし、これは、”たまたまこの単語が英語で先に出てきてしまっただけ”です。気にする必要はありません。



■3:小さいうちからDVD教材を使う

最後は、DVD。小さいうちから、DVD教材を使うことも避けましょう。実は、DVDを見せすぎてしまい、日本語も英語も発語が遅れてしまった子がいるそうです。

乳幼児の言語能力は、一方的に聞くだけでは発達せず、大人との双方向の関わりの中で発達します。よって加藤さんは、「どんな教材でも正しい使い方をすることが大切」と言っています。

英語は、子どもとしっかりコミュニケーションしながら楽しんでいきましょう。



いかがでしたか? 上記の中に、「これ、ダメだったの!?」と驚いてしまったものはありませんでしたか?

どれも、ちょっとした心がけで改善できます。この3つに注意して、バイリンガル育児をしていきましょう。


<英語教育ブームなのに知られていない「プリスクール」の落とし穴>

今、子どもの読解力低下が深刻な社会問題になっています。実はこれ、幼稚園の代わりに英語で保育を行なうプリスクールに子どもを通わせている家庭が増えていることが大きく関係しているんです。

なんと、プリスクールから日本の小学校に入学した子どもは、”国語の読解力に欠ける傾向にある”のです! そのため、「我が子に英語を話せるようになってほしい!」と安易にプリスクールを選んでしまうのはちょっと危険!

そこで今回、国産バイリンガルの育て方講師の加藤由希子さんから、意外と知らないプリスクールのデメリットについて教えていただきました。


■子どもの読解力が低くても意外と気付かない

もちろん、国語の読解力が低いのはプリスクールの子だけではありません。日本の幼稚園に通っていても、読解力がない子はいるそうです。

しかし、加藤さんの話では、「とくにプリスクール出身の子どもに、”長文読解が苦手”というのが顕著にあらわれている」とのこと。また最近では、算数なども文章問題が多く出題される傾向にあるため、国語だけでなく、全ての教科で不利になる可能性もあるのだとか!

これは、公立小学校や、私立でも中学受験をするような小学校でなければ、気付きにくいかもしれません。

そのため、気付くのが中学、高校ということも考えられます。そして中には、プリスクールに通いながらこういった部分をカバーしている方も多いと思います。

よって、「そのあたりを踏まえて進路は考えたいですね」と加藤さんからコメントをいただきました。

 

■「英語しか興味を持てない」となる危険性が!

読解力は、すぐに身に付くものではありません。

そのため、「何だかうちの子、読解力が低いな~」と気付いたとき、慌てて国語の専門塾などに駆け込んだとしても、すぐに読解力が身に付き、成績があがるというものではないのです。

筆者の娘は、プリスクールに通い始めて3ヶ月が経ちました。家で毎日ひらがなや数字などのワークブックをやっていますが、ここ最近ひらがなや日本語の絵本にあまり興味を持ってくれないため、少し困っています。

このままだと、確実に数年後「国語の読解力がない」と悩むことになりそう……。もちろん、そうならないように全力でカバーしていくつもりです。しかし今通っているプリスクールでは英語しか耳に入らず、教室の掲示板にもひらがなやカタカナはなく……。

仲のいい友達との会話も全て英語のため、日本語に興味を持たせるのが難しい状況なのです。 


■絵本の読み聞かせも無理強いは絶対にNG

それで、早めに国語の読解力を身に付けさせたいと思っています。

その方法として、すぐ頭に浮かぶのは”絵本”ですよね。子どもに日本語の絵本をたくさん読み聞かせることが効果的な気もするのですが、実際はどうなのでしょうか?

加藤さんに疑問をぶつけたところ、「絵本を読んでいれば、必ず読解力がつくのかといえば、そうではないです。でも、読んでいない子よりも、読んでいる子のほうが有利です」と教えていただきました。

そのときの親の関わり方や声かけで”本嫌い”になってしまうこともあるそうです。よって、決して無理強いしないように気を付けましょう。

このアドバイスを聞いて、筆者も「気を付けよう」と思いました。今、娘は本屋でも英語の絵本しか選ばないため、「日本語の魅力的な絵本を増やしてみよう」と考えています。

お子さんをプリスクールに通わせているみなさんは、試してみませんか? もちろん、これから通わせる予定のママも参考にしてほしいと思います。


最後に、加藤さんから「結局はどこに入れるにしても、メリットデメリットを理解した上で、足りないところは家庭での取り組みで補いたいですね」とアドバイスをいただきました。

子どもに英語力を身に付けてほしい気持ちはよくわかります。しかし、英語力だけで考えずに、その後の進路を考えて選べるといいですね! 



早くからの英語教育

出典: サンライズキッズエデュケーション http://www.sunrisekids-education.jp/useful/first_edu/02.html


社会の国際化が進行するにしたがって、世界的に普遍性のあるコミュニケーションツールである「英語」教育の重要性がますます言われるようになってきました。

同時に、英語を母国語としない子供たちに早くから英語を学ばせることに対しても注目が集まっています。

「早くからの英語教育」には英語習得の上で様々なメリットがあるとされているためですが、それは具体的にどのようなことなのでしょうか?


従来の日本で行われてきた、中学校以降の英語教育のデメリットとしてよく言われるのが、実践的なリスニングやスピーキングの能力が十分に身に付かないということ。

その主な原因として文法の習得と英文の読解力に重点を置く「学校英語」のカリキュラムが批判されています。

それと同時に、中学以降で英語を本格的に学び始めることへの年齢的なディスアドバンテージが指摘されることもあります。裏を返せば、これこそが「早期英語教育」のメリットということになります。

幼い子どもを対象とした英語教育(早期英語教育)では通常、単語や文章を読ませたり、書かせることよりも英語の音を耳で聞かせることに重点が置かれます。

それは、何語を母国語とするかに関わらず、乳幼児が両親を始めとする周りの人々が話す「音声としての言語」を通じて母国語を自然に習得していくプロセスに似ています。

そして、長年の言語教育研究によって、そのような音を中心とした言語教育にはある程度の年齢的な限度があることがわかっています。


この限界の年齢のことを「臨界期」と呼び、英語の微妙な音の違いをより正確に聞き分け、また聞こえた音をそのまま再現して発音できるのは9~10歳頃までとされているのです。

その頃までの子供の脳はいわばスポンジ、あらゆる音をどんどん吸収していきます。

そのため、この時期に英語の音声をシャワーのように大量に浴びさせればさせるほど、よりネイティブに近い英語を習得しやすくなり、実際のコミュニケーションで役立つ「英語を聞き取り、話す能力」が高まるのです。

また、日本人が不得意とするLとR、Iの正しい発音、CとKの聞き分けも「臨界期」までに身に付けることが理想とされています。



幼い頃に大量の英語の音に触れる環境にあった人は、その後しばらく英語から遠ざかることがあったとしても、再び英語を学び直した際に、幼い頃、英語に触れる環境になかった人に比べ、スキルアップのレベルが格段に違うようです。


例えば、ある日本人男性は幼い頃の3年間を父親の仕事の都合により、アメリカの現地の幼稚園で過ごしました。

小学校1年で帰国すると日本の公立小学校に入学。中学、高校、大学も日本の学校に進みました。

当時の英語力はそこそこだったようで、自信もなく過ごしていたといいます。

ところが大学2年の20歳で留学のために渡米、滞在後しばらく経った時、はっきり英語の音が聞き取れるようになっていることに驚いたそうです。

そして3ヶ月もするとネイティブに間違われる位の正確な発音で会話できるようになりました。

かつてアメリカの幼稚園で過ごした3年の間、英語の音を浴びるようにして過ごしたために出来上がっていた「(脳内の)英語の音を聞き取る装置」が成人後に再起動したと考えられます。

そのため、大人になっていざ英語を話したいと思った時に、普通の人よりはるかに速いスピードで英語を身に付けられたのです。


さらに国内のインターナショナルプリスクールに通っている子どもの多くは既に5歳くらいで英語がペラペラになっています。

毎日英語漬けの生活をしているわけで、前述の「臨界期」の存在も考え合わせると別に驚くことはありませんね。


早期英語教育のメリット

メリット①

子供には英語への抵抗感がなく、英語の発音を恥ずかしがることも少ないため、実際に話しながらの実践的な英語を学びやすい。


メリット②

「臨界期」までの子供は英語の吸収力が高い。


メリット③

②の結果、一般に日本人が不得意とするLとRの発音の区別やIの正確な発音、CとKの聞き分けなどができるようになる。


メリット④

受験勉強や資格試験のためのなかば「義務」としてではなく、遊びの中で楽しみながら自主的に英語をスムーズに習得できる。



「早期英語教育のデメリット」とされていることとその解決法を押さえておきましょう。

それは「早期英語教育を行うと母国語の能力の発達が遅れる場合がある」、または「会話の中で英語と日本語が混合してしまう」ということです。

近く海外で生活する予定がなく、日本で暮らし続けていく以上、日本語を使いこなす能力は不可欠です。

当然、日本語での語らいや教育の時間も大切にすることが望まれます。

日本語の基礎をしっかり学ばせるため、英語学習は最長で一日1時間程度と決め、それ以外は日本語で生活させましょう。


そして何よりも大切なことは親の勝手な理想だけで子供を無理に英語漬けにしないこと。

子供への英語教育熱が過剰に高まるあまり、いわば英語教育パパ・ママとなってしまって子供の習得状況を細かくチェック、不十分だった時に強く叱りつけたり、学習を強制したりしたために子供が「英語なんて大っ嫌い!」と見向きもしなくなるということはよくあります。

そうなってしまっては本末転倒、元も子もありません。



早すぎる英語教育は子どもにマイナス!?

出典: livedoor NEWS http://news.livedoor.com/article/detail/9299793/


子ども英会話】早すぎる英語教育は子どもにマイナス!? その問題点とは…

「英語教育は早くから学ばせた方がいい」とする一方で、日本語も完璧に話せない幼い子どもに英語を習わせることで、両言語とも年齢相応の言語能力が身につかない“ダブル・リミテッド”という問題が起きるという意見がある。早すぎる英語教育は、子どもにとって本当によくないのか? 問題点も含めて解説しよう。


ダブル・リミテッドとは、母国語を習得しないまま外国語を習った場合に、どの言語も年齢相応の言語能力のレベルに達しない状態のことをいう。脳の言語中枢が形成される8歳から10歳頃に母国語の基盤をしっかり作ることで、論理的思考が可能になるといった仮説をもとに作られた言葉だ。そういったことから、早すぎる英語教育によって、母国語である日本語力が身に付かないと懸念されることもある。では実際はどうなのでしょうか。


■年齢相応の言語能力に達しない状態は回避しましょう

 家族で海外赴任などする際に「子どもがバイリンガルになるかも!」と期待される方もいるとは思いますが、「多重言語=ダブル・リミテッド(セミリンガル)」といった現状があるのも事実。

 親の海外赴任に伴って英語圏などで生活することになった場合には、現地で土曜日の日本人補習校や公文式などの塾に通ったり、日本人家庭教師を雇ったりして、幼児期から正しい日本語教育を行うよう努力されているご家庭が多いという実態もある。


■徹底することで良い事例も!

 一方で、徹底することで完璧なバイリンガルになるケースももちろんある。フランス人と結婚した知人では、子どもと会話する際に、父親は必ずフランス語、母親は必ず日本語で話すことを徹底した結果、見事なバイリンガルに育っている。現在フランス在住のその子どもは、日本の歴史本を読み、日本文化にも精通しているのだ。

 また、幼児期に獲得した母国語をその後使わないでいると、第二言語が第一言語に置き換わる現象も報告されている。幼い子どもに外国語を教えるのが問題なのではなく、どちらも中途半端に学ぶのがよくないかもしれません。

 思想や表現の幅を広げる意味でも、母国語である日本語をしっかり学べる環境を準備したうえで、第二言語となる英語を習得できるようにすることが大事といえるでしょう。