子どもを英語ペラペラにしたい? でも、こんな親はNG!


2015.6.

Learning Park から引用


グローバル化が進む将来、英語を使う機会は、今より間違いなく増えていくでしょう。「わが子にしっかりとした英語力を身につけてほしい」と願う保護者のかたは、就学前のお子さまの英語学習について、どんなことを知っておけばいいのでしょうか。
『Worldwide Kids』・『ベネッセこども英語教室』などを展開する、株式会社ベネッセコーポレーション 英語商品開発部 教室LP開発課長の小池晴子氏にお話をうかがいました。

詰め込み学習は、幼児には逆効果!

 保護者のかたがお子さまに将来、「英語をペラペラに話せるようになってほしい」と、思われる気持ちはとてもよく理解できます。しかし、幼児のうちから英語を「詰め込む」学習スタイルは、おすすめできません。発達段階に応じた情報処理能力や記憶力には限界があります。仮に、親の世代が中学校の授業で学んだような英語を、幼少期から詰め込んだらペラペラになるのかといえば、それはあり得ないと思います。言ってみれば、お子さまを将来プロ野球選手にしたいからといって、幼児にはじめから中学の野球部で練習させてしまうようなもの。それは幼児にふさわしい野球の練習にはなりませんよね。

 

 

発達が追いつくまで、親は待つ!

 保護者のかたには、ぜひ、「急ぎすぎないこと」を心に留めておいていただきたいと思います。お子さまの発達段階と、英語を学ぶのタイミングを、ぴったりマッチさせましょう。お子さまが聞き取れる文章は、量も内容も限られています。それ以上のものを幼児のうちは、浴びるように与えても、まったく歯が立たなければ、身につかないので意味がありません。英語の学習も母語(日本語)の習得と同じで、年齢・発達に合った形であせらずに進めていきましょう。

 

 

親は一緒に楽しむ姿勢で!

 おうちで英語の歌を歌ったり、英語のビデオを見たりするときには、保護者のかたはお子さまの間違いをチェックしたり、「どういう意味?」などと確かめたりせず、一緒に英語を楽しむ姿勢を見せることが大切だと思います。そのようにして「英語は楽しいんだ」という体験をたくさんさせてあげることこそが、幼児の英語教育の大きなテーマです。