幼児英語関連ニュース


大人になったらほぼ不可能!? ●歳までが「英語脳」を育てるにベストな理由


最近、「英語脳」という言葉をよく聞きませんか?

相変わらず、世の中の多くの大人たちが、英会話で苦労していますが、大人向けの英語教材や英語スクールのキャッチコピーでよく使われているのが、この「英語脳」という言葉なのです。


今日は『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』の著者・平川裕貴が、この英語脳を幼児期に育てるといい理由についてお話します。



■そもそも英語脳ってなに?

簡単に言えば、日本語と同じように瞬時に英会話を理解できる能力ということです。

では、なぜ大人が英語脳で苦労しているのでしょう?

●理由1:翻訳式英語の弊害

・言いたいことをまず日本語で考えて、それを英語に訳して相手に伝えようとする

・英語を聞いた時は、それを日本語に訳そうとする

・単語ひとつひとつを訳して、それをつなぎ合わせて意味を理解しようとする

・センテンス全体で意味をとらえようとしない

●理由2:聞き取り能力不足

・英語と日本語では、音声周波数や音素の数が全く違う

・違う周波数の言語を聞き取る能力は、8~12歳くらいでなくなってしまう

・大人は英語の音のすべてを聞き取ることができない

つまり、“英語脳を育てる”ということは、大人になってからではほぼ不可能に近い、たいへんな作業になってくるということですね。



■英語脳を育てるベストの時期とは

実は、大人にとっては非常に難しいこの作業、幼児はいとも簡単にやってのけます。

英語脳を育てるのには、幼児期、具体的には0歳から5、6歳くらいまでがベストと言えます。なぜなら、まだ日本語にない音も十分聞き取ることができるからです。

しかも、幼児期は、日本語も十分定着していませんから、日本語を英語に訳すという作業もほとんどしません。

例えば、トイレに行きたい時、幼児は「トイレに行きたい」という日本語を思い浮かべて、それを英語に訳して伝えるわけではありません。トイレに行きたいという状況を伝えたいと思うだけで、英語がわからなければ、ジェスチャーで伝えようとします。

その時、年齢に応じた英語の表現を教えれば、トイレに行きたい時は、自然にその言葉が口をついて出てくるでしょう。

日々いろいろな状況で英語表現を教えていけば、母国語と同じように、言いたいことを瞬時に英語で考え、伝え、聞き取れる英語脳が育っていくということなのです。

6、7歳以降になれば、すでに日本語の会話が定着しますので、大人と同じように、訳そうとしてしまい、英語脳を育てるのは、幼児期より難しくなります。



■英語を教える前に知っておきたい大切なこと

日々たくさんの英語表現を聞かせていけば、子どもは、まるでスポンジが水を吸い込むように、どんどん英語を吸収し、英語脳が育っていくでしょう。

ただ、言葉はあくまでも自分の考えや意思を伝えるツールだと言うことを覚えておきましょう。伝える中身を持つことが、なによりも大切です。

子どもが成長し、英語脳が育ってバイリンガルになり外国人と接する時、必ず、日本のことを聞かれます。その時、日本人として、日本のことを何も知らなければ、相手にされなくなってしまいます。

自国の文化や歴史をしっかり伝えられてこそ、欧米の人達も多くのことを学ぼうとし、そこから本当の意味での異文化交流ができるでしょう。



いかがでしたか?

英語教育をすると同時に、日本文化も大切にし、日本人としてのアイデンティティもしっかりもてる子どもに育ててあげましょう。そうすれば海外に出ても通用する、本物のバイリンガルになるはずですよ!


2015.7.27   it mama



2014年09月28日

出典: livedoor NEWS http://news.livedoor.com/article/detail/9299793/


子ども英会話】早すぎる英語教育は子どもにマイナス!? その問題点とは…

「英語教育は早くから学ばせた方がいい」とする一方で、日本語も完璧に話せない幼い子どもに英語を習わせることで、両言語とも年齢相応の言語能力が身につかない“ダブル・リミテッド”という問題が起きるという意見がある。早すぎる英語教育は、子どもにとって本当によくないのか? 問題点も含めて解説しよう。


ダブル・リミテッドとは、母国語を習得しないまま外国語を習った場合に、どの言語も年齢相応の言語能力のレベルに達しない状態のことをいう。脳の言語中枢が形成される8歳から10歳頃に母国語の基盤をしっかり作ることで、論理的思考が可能になるといった仮説をもとに作られた言葉だ。そういったことから、早すぎる英語教育によって、母国語である日本語力が身に付かないと懸念されることもある。では実際はどうなのでしょうか。


■年齢相応の言語能力に達しない状態は回避しましょう

 家族で海外赴任などする際に「子どもがバイリンガルになるかも!」と期待される方もいるとは思いますが、「多重言語=ダブル・リミテッド(セミリンガル)」といった現状があるのも事実。

 親の海外赴任に伴って英語圏などで生活することになった場合には、現地で土曜日の日本人補習校や公文式などの塾に通ったり、日本人家庭教師を雇ったりして、幼児期から正しい日本語教育を行うよう努力されているご家庭が多いという実態もある。


■徹底することで良い事例も!

 一方で、徹底することで完璧なバイリンガルになるケースももちろんある。フランス人と結婚した知人では、子どもと会話する際に、父親は必ずフランス語、母親は必ず日本語で話すことを徹底した結果、見事なバイリンガルに育っている。現在フランス在住のその子どもは、日本の歴史本を読み、日本文化にも精通しているのだ。

 また、幼児期に獲得した母国語をその後使わないでいると、第二言語が第一言語に置き換わる現象も報告されている。幼い子どもに外国語を教えるのが問題なのではなく、どちらも中途半端に学ぶのがよくないかもしれません。

 思想や表現の幅を広げる意味でも、母国語である日本語をしっかり学べる環境を準備したうえで、第二言語となる英語を習得できるようにすることが大事といえるでしょう。




2014年09月28日

出典: 顧客満足度ランキング http://juken.oricon.co.jp/rank-kids-english/news/2042438/


【子ども英会話】早すぎる英語教育は子どもにマイナス!? その問題点とは…

 「英語教育は早くから学ばせた方がいい」とする一方で、日本語も完璧に話せない幼い子どもに英語を習わせることで、両言語とも年齢相応の言語能力が身につかない“ダブル・リミテッド”という問題が起きるという意見がある。早すぎる英語教育は、子どもにとって本当によくないのか? 問題点も含めて解説しよう。


 ダブル・リミテッドとは、母国語を習得しないまま外国語を習った場合に、どの言語も年齢相応の言語能力のレベルに達しない状態のことをいう。脳の言語中枢が形成される8歳から10歳頃に母国語の基盤をしっかり作ることで、論理的思考が可能になるといった仮説をもとに作られた言葉だ。そういったことから、早すぎる英語教育によって、母国語である日本語力が身に付かないと懸念されることもある。では実際はどうなのでしょうか。


■年齢相応の言語能力に達しない状態は回避しましょう


 家族で海外赴任などする際に「子どもがバイリンガルになるかも!」と期待される方もいるとは思いますが、「多重言語=ダブル・リミテッド(セミリンガル)」といった現状があるのも事実。


 親の海外赴任に伴って英語圏などで生活することになった場合には、現地で土曜日の日本人補習校や公文式などの塾に通ったり、日本人家庭教師を雇ったりして、幼児期から正しい日本語教育を行うよう努力されているご家庭が多いという実態もある。


■徹底することで良い事例も!


 一方で、徹底することで完璧なバイリンガルになるケースももちろんある。フランス人と結婚した知人では、子どもと会話する際に、父親は必ずフランス語、母親は必ず日本語で話すことを徹底した結果、見事なバイリンガルに育っている。現在フランス在住のその子どもは、日本の歴史本を読み、日本文化にも精通しているのだ。


 また、幼児期に獲得した母国語をその後使わないでいると、第二言語が第一言語に置き換わる現象も報告されている。幼い子どもに外国語を教えるのが問題なのではなく、どちらも中途半端に学ぶのがよくないかもしれません。


 思想や表現の幅を広げる意味でも、母国語である日本語をしっかり学べる環境を準備したうえで、第二言語となる英語を習得できるようにすることが大事といえるでしょう。 



2013年11月1日

出典: ベネッセ 教育情報サイト http://benesse.jp/blog/20131031/p2.html


渡期の小学校英語【後編】 教科化への流れ


筆者:吉田研作関連テーマ:[学校][英語学習]


前回に引き続き、小学校英語のこれからについて、上智大学の吉田研作先生に伺います。



教科化は東京オリンピックのころ?


小学校の「外国語活動」から、中学校の「教科としての英語」への連携が課題であることは、前回ご説明したとおりです。その改善策にもなりうるのが、小学校での外国語活動の「教科化」です。現在、政府の教育再生実行会議などで、議論や検討が行われています。


細かいところはまだまだこれからですが、私が提案するとすれば外国語活動を始めるのが3年生からになり、4年生までを必修とする。そして5、6年生を教科とするという案がよいのではと思っています。3、4年生は、外国語の4技能(聞く・話す・書く・読む)のうち、聞く・話すを中心に、英語を楽しく体験する期間。5、6年生になると、初歩的な書く・読むにも取り組み、中学校英語につながる「基礎」を養います。「教科になる」ということは、全国の小学校が検定教科書を使い、学習指導要領にのっとって授業計画をつくり、数字による評定を実施することになります。こういった目に見える指標があれば、中学校側も各生徒の英語の力を把握することができ、接続はよりスムーズになることが期待されます。


気になるのは、いつ「教科化」されるのか、です。学習指導要領が、だいたい10年に一度のペースで改訂・施行されることを考えると、東京オリンピックのころ(2020<平成32>年)が一つの目安です。ただし、施行される数年前に新しい学習指導要領の内容が告示され、学校によってはそれを取り入れるようになります。そう考えると、数年先には公立小学校の5、6年生で、英語の読み・書きを学ぶ生徒が増えていても不思議ではありません。もしかしたら、東京オリンピックの通訳や案内のボランティアに、小学生の姿があるかもしれませんね。



中学受験に影響が


教科書はどうするのか、教員の育成は間に合うのかなど、外国語活動の教科化には問題が山積しています。また、身近な問題としては、教科化によって私立中学校が、英語を受験科目にすることが挙げられます。どのように試験をするかにもよるかもしれませんが、そうなると、中学受験を考えているお子さんは、どうしても受験対策としての英語を、塾などで学ぶことになります。これでは、「コミュニケーションを重視した外国語教育」の手段のための外国語という尊い理念はどこかへ行ってしまい、矛盾が生じます。


いろいろな問題や矛盾をはらみつつも、グローバルな人材を育成することは、この国の命題です。外国語活動の低学年化・教科化の流れは止まらないでしょう。



保護者も共に学ぶ姿勢が大切


必修化から教科化へと、英語教育は今、過渡期にあります。となると、保護者は「早くから始めないと、後れをとってしまう」と焦りがちです。入園・入学前から、英会話スクールに行かせているかたがけっこういらっしゃるのも、そういった理由からでしょう。

しかし、ちょっと待ってください。もしかして、「自分のように、我が子を英語で苦労させたくない!」という気持ちが強くありませんか? これでは、お子さんが「親は英語が苦手なのに、どうして自分には『勉強しろ』と強制するの?」と考えてしまいますので、お子さんと共にお家のかたも学ぶ姿勢が大切です。また、お子さんの年齢が低ければ低いほど、学習は楽しいものであるべきです。お子さんだけでなく、親子で一緒に英語の音楽(CD)を聞いたり、英語の映像などを見たり、洋楽を聴いたりと、お子さんの発達段階に合わせて、お子さんの英語体験を「楽しく」支えることを心がけてほしいと思います。




2013年10月31日

出典: ベネッセ 教育情報サイト http://benesse.jp/blog/20131031/p2.html

過渡期の小学校英語【前編】 必修化から見えること


筆者:吉田研作関連テーマ:[学校][英語学習]


2011(平成23)年度から必修化された、小学校での「外国語活動」。その意味や目的、そして現状とこれからについて、英語教育の専門家である、上智大学の吉田研作先生に伺いました。



「語学」ではなく「活動」


「外国語(英語)活動」が、全国の公立小学校の5、6年生において年間35単位時間の必修となりました。ところで、なぜ「英語の教育」ではなく「外国語活動」と呼ぶのでしょう? 

それは「語学の習得」が最大の目的ではないからです。

では、何を目指しているのか? 『新小学校学習指導要領』の「目標」には、こう書かれています。


外国語を通じて、言語や文化について体験的に理解を深め、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り、外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませながら、コミュニケーション能力の素地を養う。


つまり、外国語は「コミュニケーション能力の素地を養う」ための手段であるという位置付けです。

国際理解のためには、異文化を理解し、コミュニケーション能力を高めることが大切です。そのため、小学校で体験する英語は、4技能(聞く・話す・読む・書く)のうち、コミュニケーションをとる際に重視される「聞く」と「話す」がほとんどです。たとえば<thank you>ですが、外国語活動ではこれを「サンキュー」と扱い、どういう場面で使うかまでを扱います。しかし、2語で構成されていることも、正しいスペルも、基本的には教えません。


小学校での英語は、あくまでも国際感覚を身に付けていく「素地」を養うために実施しているということを、まずはご理解ください。当然、文法も教えません。まずは伝わることが大切なのです。そして、もう一つ理解しておきたいのが、これは「活動」であり、「教科」ではないことです。正しくは、道徳のように「領域科目」と呼ばれています。必然的に、テストはありませんし、数字による評定もありません。



先生も生徒も活動に慣れてきた


2011(平成23)年に必修となった外国語活動ですが、多くの小学校がそれより前からこの活動に取り組んでいました。当初は、英語の教え方を学んだことがない小学校の先生がずいぶんと戸惑ったようですが、ここ数年で慣れてきたと思います。

中には、ALT(Assistant Language Teacher/外国語指導助手)が学校に1人常駐したり、小学1年生から外国語活動の時間を取り入れたりと、活動に熱心な学校や地区もあります。「外国語に慣れ親しむ」という点で、生徒たちは多くの機会を得るようになりました。

聞く・話すに特化し、成績を問われない英語の時間は、ほとんどの子どもにとって「楽しい体験」です。子どもたちにヒアリングすると、「英語はよくわからない(文法や単語などの知識はないという意味)けれど、授業は好きだし楽しい」といったようなことをよく言います。

「楽しく学ぶ」ことは、国際感覚を養うという本来の目的だけでなく、外国語の習得という観点からも、とても大切です。学校や先生方のがんばりがうかがわれます。



課題は中学校英語との連携


良いことづくしに思える小学校の英語ですが、課題もあります。その一つが、中学校で「教科」として学ぶ英語と、うまくつながっていないことです。中学校に上がった途端、楽しかった英語の「活動」が、文法やスペルなどの「正しさ」を要求される英語の「授業」になり、評定の対象になります。ここで「英語は苦手」という意識が芽生えると、国際感覚を養う手段としての英語とはなんなのか……と、本末転倒なことになってしまいます。

中学校側にとっても、出身小学校によって英語の習熟度がバラバラなうえに評定もないため、各生徒の英語の力がとらえにくいという悩みがあります。この小学校から中学校への接続がうまくいっていないことは、文部科学省を筆頭に、わたしのように英語教育に携わる者にとっては改善していきたい課題です。


その改善策として有効と考えられるのが、必修化からさらに一歩踏み込んだ、外国語活動の「教科化」です。


出典: Jcastニュース http://www.j-cast.com/2012/03/17125233.html?p=all

「英語活動への指導に自信ない」 小学生必修化に戸惑う教師たち

2012/3/17 10:00

 小学校5、6年生で英語の授業が必修化されて1年が経とうとしている。カリキュラムに取り入れて初めての年とあって、どの小学校も手さぐりでの授業のようだが、その取り組みはさまざまだ。

 ある私立の小学校では低学年から週1時間、しっかり授業を行うところもあれば、公立の小学校では外国人教師を招いて「英語遊び」を授業として行っているところもある。

「年35コマ、週1回」が必修

 2011年度から、小学5、6年生に年35コマ、基本的には週1回、英語の授業が組み込まれた。文部科学省の学習指導要領によると、英語の授業はコミュニケーション能力を養うためであり、英語の音声や表現に親しみ、外国の文化を学ぶことなどを目的としている。

 英語の習得を目指しているわけではなく、たとえば子どもへの評価も英単語をいくつ覚えたとか、どのような文法を用いればよいとか、「そういったことを評価するものではありません」(文部科学省)という。

 これまでの中学・高校での英語教育では「読んで訳すこと」が重んじられたが、これからの子どもたちは「英語が生きた言葉である」ことを実感するところからスタートする、というのだ。

 とはいえ、教育の現場で教師はとまどっている。そもそも、誰が英語を教えるのか――。文科省の趣旨に従えば、ネイティブな外国人教師が求められているのかもしれないが、小学校には英語専門の教師はいないのが通常だ。

 ベネッセ教育研究開発センターによると、現状は「基本的には担任の先生が教えています。熱心な先生がいる小学校は工夫して対応しているようですが、すべてがそうではありませんから、教育委員会などが外国人指導助手を民間会社に業務委託するなどして、何とか遣り繰りしている学校もあります」という。

 同センターが小学校の教師に「英語活動への指導に自信があるか」聞いたところ、約7割の教師が「あまり自信がない」「まったく自信がない」と答えた。「5、6年生の担任になると、英語の授業を受け持つことになるので、できれば避けたいという先生もいるようです」と、いうのだから深刻だ。

地域や小学校間に「格差」

「あまり自信がない」という教師の声に不安をもつ父兄は少なくない。父兄の多くは小学校の英語教育への関心が高く、ベネッセ教育研究開発センターの調べでは、小学生の子どもを持つ保護者に、「もし週に1時間だけ、授業の時間が増やせるとしたら、どの時間を増やしてほしいか」を聞いたところ、もっとも多かったのは「英語」で4人に1人が選択したというほど。小学校で英語教育を必修にすることに対しても、約8割が「賛成」(どちらかといえば賛成を含む)と答えていたそうだ(2007年調査)。

 2011年度に英語が必修化されたとき、すでに9割以上の公立小学校で、何らかの英語教育が行われていた。しかし、地域や小学校間の「格差」があって、予算をとって外国人指導助手をつけている小学校もあれば、公立でも「なかなか予算がつけられない」の小学校もある。

「できる」小学校はどんどん先へ行くし、そうでない小学校は置いていかれる。同センターは、「今後は中学校の入学時点で英語教育に、レベルの差があることが問題になってくるでしょう」と指摘する。



2013年10月11日

出典: NHK生活情報ブログ http://www.nhk.or.jp/seikatsu-blog/200/169500.html


過熱する幼児英語教育 背景は

 低年齢化が進む英語教育。いまや、小学校入学前から英語を学ばせるのは珍しいことではありません。赤ちゃんが日本語を覚える前から英語に触れさせるための教材まで現れています。なぜここまで英語教育が広がっているのか、背景を取材しました。

会場をびっしり埋め尽くした親子連れ。東京・晴海にあるバイリンガル教育を売りにした保育所の入園説明会です。保育料は月10万円以上。それでも募集の5倍を超える200組が詰めかけました。eigo3.jpg園児は毎日、外国人講師から英語を学んでいます。説明会では年長の園児が、講師の「大きくなったら何になりたい?」という質問に対し、「宇宙飛行士になりたい。ベストを尽くします」と流ちょうな英語で答えていました。


説明会に参加した母親は、「これからは英語が当たり前の時代になると思うし、私たちは英語が全然できないので、小さいうちから英語の世界というか、環境に慣れさせたいという気持ちできました」と話していました。

一方、大手通信教育会社は、ことしから0歳児向けの英語教材の販売に乗り出しました。教材の説明会は、少しでも早く英語教育を始めたいと考える親たちでにぎわいました。

0歳児の母親は「あまり早すぎるとは感じていないです。日本語も0歳から覚えていくと思うので、一緒に英語も覚えていければいいかなと考えています」と話していました。

英語教室に通う人も低年齢化が進んでいるといいます。足立区の英語教室は幼児を持つ親からの問い合わせが増えていて、講師の井上雅美さんは「小学校でも英語の授業が始まり、その前に英語を楽しんで好きになってもらおうと考える親が多い」と話していました。

こうした英語教育の低年齢化が顕著に表れているのが私立幼稚園です。ベネッセ教育総合研究所の調べによりますと、英語教育を取り入れている割合は、平成19年度に47.6%だったのが昨年度58%まで上昇。初めて半数を超えました。

この背景には、幼稚園側の事情もありました。このうち3年前から英語教育を始めた東京・清瀬市の私立幼稚園は、少子化に加えて共働きの増加で保育所に子どもが流れ、定員割れが続いていることが悩みです。全国的にも、去年、定員割れをした私立幼稚園はおよそ80%にのぼっています。なんとか園児を獲得しようと、この幼稚園が取り入れたのが英語教育でした。入園案内のパンフレットでも大きくアピール。その結果、園児数はわずかながら5年ぶりにプラスに転じました。

園長の森田正英さんは「少子化で競争が激しい中で、なんとか220人維持できているので、今後も英語教育を取り入れて、保護者の支持が得られるように頑張っていきたい」と話していました。

さらに、英語の必要性を身にしみて感じている親たちの事情も、この流れを加速させています。東京・足立区の金森由紀子さんは、2人の娘に2歳の時から英語を学ばせています。長女の千夏ちゃんは5歳。幼稚園や自宅学習に加え、毎週、英語教室でもレッスンを受けています。きっかけは、夫の慎司さんの仕事の変化でした。それまでは国内の営業を担当していた慎司さん。勤め先の会社が海外進出を推し進めた影響で海外出張が増え、英語で苦労していると言います。

自分たちが苦手な英語で、娘たちを悩ませたくないと願う金森さん。下の2歳の娘も、英語を学べる幼稚園に通わせたいと考えています。金森由紀子さんは、「小さいうちに英語を身近に持ってきてあげるのは、今、親にしかできないことだと思うので、英語に触れさせてあげる機会を作ってあげたい」と話していました。

低年齢化に拍車がかかる英語教育。幼児教育が専門の、白梅学園大学の無藤隆教授は、「子どもがいかに自発的に取り組んでいくか、そこを大事にして欲しいですね。英語だけをやればいいわけではないわけで、鬼ごっこもして欲しいし、積み木もして欲しいし、絵本も読んで欲しいわけだから、英語もそういう様々な活動をする中の一つとして考えて欲しい」と指摘しています。

英語教育を取り入れた幼稚園の中には、その分、絵本を読む時間などを削っているところもあります。専門家によりますと、幼児教育で最も大切なことは、自主性や創意工夫する力を身につける事だということです。英語も大事ですが、あまり英語だけにならないよう、気をつけることも大切かも知れませんね。



2013年4月19日

出典:マイナビニュース http://news.mynavi.jp/articles/2013/04/19/worldwidekids/


2歳児でネイティブ並みの発音に - 幼児向け英語教育の重要性

グローバル社会となり、「英語が苦手」「英語に自信がない」ということで肩身の狭い思いをしている人も多いだろう。こんなに"使える英語"の重要性が叫ばれたことは、いまだかつてなかったのではないだろうか。一昨年からは、小学5年6年での英語必修化もスタート。日本全体で使える英語の習得へ動きだした感があるが、それならばいっそのこと「幼児のときから勉強したほうがいいのでは? 」と思うのも自然の流れと言える。

幼児が外国語として英語を学んだ場合、どんなメリットがあるのか。言語学の専門家らが指摘するのは、子供の「耳のよさ」だ。日本人にとって、「L」と「R」の発音を聴き分けることは難しいものだが、生後6か月では、日本人でもアメリカ人と同じように識別できるそうだ。それがだんだん母語に特化した耳になっていくため、外国語の音を聴き分ける力が失われてしまう。だからこそ、小さいときから英語に触れる機会を与えることが有効なのだ。


0歳児から始める英語教育

ベネッセの幼児英語教育ブランド「Worldwide Kids」。4月に0歳児から始められる「Stage0」が誕生した

ベネッセの幼児英語教育ブランド「Worldwide Kids」に、0歳児から始められる「Stage0」が4月に誕生した。開発を手がけたベネッセコーポレーションWorldwide Kids編集長の石川千歳さんは、「赤ちゃんは、"愛着のある人"の言葉に興味を持って吸収するものです」と話す。いつも自分に愛情を注いでくれている母親をはじめとした自分に近い人間の話していることに、関心が高いという。その人のやりとりを聞き、自然にそれをインプットする。

「外国語である英語を学ぶときも同じなんですよ」と石川さん。そして、こう続ける。「親とのふれあいや遊びの中で聞いた言葉は吸収されやすい。単に長い時間CDやDVDを流しっぱなしにして子供に聞かせているだけでは、言葉として吸収できません。子供はいろいろな"シチュエーション"を経験することで、理解するからです。おうちの人とのコミュニケーションをとることで、意味のある英語として徐々に自分のものにしていくものなのです」。

0歳~1歳半で英語を始めた子供は、日本語を話し始める2歳くらいから、英語の言葉も自然と発するそうだ。しかも、ネイティブのようにきれいな発音で。


子供が楽しく覚える英単語10選

そこで、子供が楽しく興味をもって覚える単語を石川さんに10個あげてもらった。読者の皆さんは意味がわかるだろうか。

1.bow wow

2.oink oink

3.quack quack

4.cook a doodle do

5.baa baa

6.broom,broom

7.honk,honk

8.beep,beep

9.ding,ding,ding

10.clickety clack


もしかすると初めて見る言葉もあるかもしれないが、これらはすべて英語圏で育った子供なら誰もが知っている簡単なもの。1~5までは動物の鳴き声で、正解は「1.ワンワン(doggy)」「2.ブーブー(piggy)」「3.クワックワッ(ducky)」「4.コケコッコー(rooster)」「5.メエーメエー(sheep)」。

日本人からすると、「そんな音に聞こえる? 」と不思議に思ってしまう言葉が多いが、子供にはそんな先入観がないので、音の響きが面白くて楽しいこういった鳴き声はウケがいい。また、これらの言葉はいろいろな「a」の音で構成されているが、子供ならそれを無意識に使い分けて発音することができるだろう。

6~10までは乗り物の音。「6.ブーブー(car)」「7.ブーブー(truck)」「8.ブーブー(bus)」「9.リンリンリン(bicycle)」「10.ガタンゴトン(train)」。日本語だと車の音は「ブーブー」が一般的だが、英語だと車の種類によって出す音も変化する。6には日本人の苦手な「R」の音も入っているが、小さいときから聞いていれば子供はなんなくクリアしてしまう。

日本語と同時に覚えていく英語。"学習"というよりも、遊びの中に英語のエッセンスを入れてあげるというイメージに近いかもしれない。日本語もままならないのに、ネイティブ並みの発音で英語を話す我が子を見たら、思わず「天才かも! 」と思ってしまいそう。けれど、正しく英語を学ぶ環境を与えさえすれば、神童でなくても子供はどんどん吸収していくものなのだ。



2011年2月28日

出典: All About http://allabout.co.jp/gm/gc/324487/


2011年2月28日

小学校英語必修化とは?

2011年春、小学校で英語教育が始まります! 高学年児童を対象に年間35時間。いよいよ「英語が使える日本人」計画がスタート。将来が楽しみですね。

2011年(平成23年)4月から必修化スタート!


勉強する女の子

いよいよ公立小学校での英語活動がスタート

正式名称は「小学校外国語活動」。全国にある全ての公立小学校で英語活動が一斉にスタートします。今のところ、年間35時間の授業数を確保されているのは高学年のみです。5年生と6年生だけに外国語活動の時間があります。


しかしながら、平成4年から実験的に取り組まれてきた小学校での英語教育ですから、今の段階で、ほぼ全国の小学校で何かしらの形で外国語活動が行われています。学校によっては生活科の時間を充てて1年生から取り組んでいるところ、総合的な学習の時間を利用して、3年生から取り組んでいるところなど実に様々な形態で実践されています。時間数も各学校によって違いがあります。

 


年間35時間指導されるのは5年生と6年生だけ


2011年からいきなり35時間の外国語活動をするのは大変なことですので、実際は2年程前から徐々に実践されてきています。ちょうど英語ノートが配布されてから、取り組みをスタートしたという学校も多いようですね。よく考えると年間35時間ということは毎週1回外国語活動があるということですから、教材準備や英語環境作りで先生たちはますます忙しくなります。質の良い授業ができるかどうか……懸念もあります。

 


「英語ノート1」、「英語ノート2」という副読本がある


「英語ノート1」、「英語ノート2」というのは、教科書ではありませんが、具体的に活動内容が決めてある本です。それぞれの英語ノートに掲載されている指導内容は、レッスン1から9まであり、世界のあいさつ、動物、月、曜日、職業、家族、色、数、天気、行事などがトピックとして設定されています。一般的な英語の教科書のイメージとは少し異なりますね。


英語ノートは、国際理解教育をメインにしたトピック選択がされています。また、日本の国の素晴らしい文化を世界に発信できるような話題も豊富に取り入れてあります。英語に慣れ親しみながら、国際理解ができるような副読本です。この英語ノート、民主党の仕分け作業によって一時は廃刊になってしまう動きでしたが、世論の声も大きくなってきたため無料配布の継続が決まりました。



2011年4月30日

出典:All About  http://allabout.co.jp/gm/gc/312640/


英語教育にかかるお金とその効果

英語教育いつはじめる?


子どもの英語教育でかならず話題になるのが、はじめる時期。「生まれる前から」「日本語が話せるようになってから」「大人になってからでも充分」など……ママ達が考える子どもの英語教育の開始時期はさまざまです。当然、早く始めればその分お金がかかります。

ここで大切なのが、英語に求める物が違えば、はじめる時期やその方法が違って当然ということです。夫婦で意見が分かれる場合や、人のアドバイスを聞いてもしっくりこないのは、目標とするゴールが違うからでしょう。自分が話せないので、子どもにはやらせたいというママが多いのですが、「英語が話せる」という漠然とした目標ではなく、どうなって欲しいかを考えてみると、ベストなタイミングは見つかりそうです。


◆海外旅行

数年に一度の海外旅行で困らないようにするために英語を学ばせるのであれば、大人になってから旅行の直前にトラベルイングリッシュを学ぶだけで充分でしょう。海外でロングステイする人たちも、みんな流暢な英語を話す訳ではなく、最低限の意志の疎通が出来ればあとは現地で習得できますし、そもそも滞在先が英語圏とも限りません。


◆バイリンガル

一方、バイリンガルに育てるには、日常生活の中で英語が身の回りにある環境を整えるのが近道です。そういう意味では、大きくなって急に英語の番組を見せようとしても難しいかもしれませんね。小さい頃そういったTV番組を見せておけば、自然と英語に親しみ英語アレルギーも避けられるのではないでしょうか。


◆英語で学ぶ

「英語を学ぶ」ではなく、英語を身に付けることで何かを学ばせたい場合です。世界の大学ランキングでは、東京大学は26位。アジアでトップは、21位の香港大学。1位はマイケル・サンデル教授の白熱教室でおなじみになったハーバード大学です。



子ども英語のメリットは?

では、バイリンガルに育てるつもりも、ハーバードに行かせるつもりもない場合は、子どもを英語に触れさせるメリットはないのでしょうか? オールアバウト「子供英語」ガイドの清水万里子さんは、「子供の英語学習の意義」の記事で、「英語の音を聞いて育つ環境が、子どもに悪影響を及ぼすとは思いません。バイリンガル教育に関しては賛否両論あるものの、英語が使えるようになると世界がぐんと広くなりますし、活躍する場所もどんどん広範囲になっていくでしょう」とおしゃっています。

ベネッセの調査では、保護者が小学校英語に期待する効果の1位は、外国に興味を持つこと。日本だけしか知らない井の中の蛙では、国際社会の中で取り残されることはまちがいありません。英語教材の中には、外国の季節のイベントや生活もでてきますので、世界のいろんな民族や風習があること、日本の価値観だけでなく、他者を理解することの大切さを知る一歩としても、英語教育はよさそうです。


意外と安い!? 子供英語


社会人になってから、スキルアップのため英会話学校に通うとします。大人なので子供よりも学習は早いため、仮に1年で学習を終えたとしましょう。英語教育には、どれくらいのお金がかかるでしょうか?


■マンツーマンで週2回のレッスン

@7000円(1回)×8回×12カ月=67万2000円

一ヶ月で5万6000円です。


子供向け英会話教室のECCジュニアや公文は、ひと月の月謝が6300円です。年少から小学校6年生まで9年通ったとすると……

■英語で週に1~2回レッスン

@6300円×12カ月×9年=68万400円


9年通っても、大人になってからかかるお金の1年分とほぼ同じですね。毎月の負担はおよそ1/8で、ぐっと軽くなります。当然、大人になってからのレッスンと、アルファベットを書けるようになるまで何時間もかかる子供は得られる物が違いますので、値段だけでソントクは語れません。しかし、「英語嫌いにならないように」とか「少しでもスムーズに中学英語が出来るように」という親の期待プレミア分が月謝を安く感じさせるかもしれません。


0~2歳から始めると?


育児休暇中に、英語を始めるママもたくさんいます。ママ友を作る目的もあるため、英会話教室のベビークラスも人気があります。


■ベビークラス

月謝6000円前後


お家でCDを聞いたり、絵本を読んだり『英語耳を作る』『英語環境を作る』のも人気です。

■ディズニーのワールドファミリー

フルセットでおよそ70万円(教材のセット内容によって変わります)


■ベネッセのワールドワイドイングリッシュ

18万9000円


■アルクバイリンガルスクールホームコース

15万7500円


アマゾンの『子どもの学びストア』は、輸入版のCDや英語の絵本が1000円以下で買えます。

■輸入版CD、絵本

230円~!!


230円から70万円と、大きく差が出ましたね。


しかし、お金を「かける」とお金が「かかる」は違います。専門家の意見も聞いてみました。


英語教育は持続が大事

翻訳家で多読クラブを主宰している、佐光紀子さんは「赤ちゃんの頃、高い教材を一括購入したママは、熱が冷めるのが早く、結果が出る前に英語をやめてしまう人が多いのでもったいないです」と言います。

確かに、日本語も3歳くらいでやっと言葉になりますから、英語を話せるようになるまで、教材を買ったときや入学金を払ったときとずっと同じモチベーションでいられるかというとそうではありません。また、幼稚園や小学校に入ると、英語以外のおけいこ事をする時間も必要です。

幼時から英語を始めるママは、自分の英語熱と子供の興味を持続させることが、英語費用を無駄にせず、英語を身につける最大の秘訣のようです。

「子供の英語と中学校で習う英語は違うので、すぐに英語の成績が1番になるわけではありません。今までやってきたことが"そういうことなのか!"と頭の中でつながるのに、1年くらいかかることもあります。それまでじっくり待ちましょう」と佐光さん。

佐光さんのおすすめは、英語の本をたくさん読む多読や、英語環境の中に身を置くインターナショナルスクールのサマースクール。東京では、カナディアンインターナショナルスクールやアメリカンインターナショナルスクールで、夏休みの一定期間、日本人の子供たち用のクラスが実施されます。週一の英会話クラスに1年通うのとおなじくらいの費用で、貴重な経験が出来ることと、どんな子供もほめて伸ばしてくれるので、英語が大好きになるそうです。



「インターナショナルスクール」といえば、まず最初に名前の上がるのが老舗、アメリカンスクール・イン・ジャパンでしょう。All About「子供のための英語」でもご紹介している櫛田(くしだ)健児さんの卒業した学校です。彼の著書、「インターナショナルスクール入門」にはインターナショナルスクールの現状が詳しく述べられています。櫛田さん自身も在校生だった頃、サマーキャンプのお手伝いをした経験があるそうです。

毎年開かれる大人気のサマーキャンプ。今年の申込みは約1,400名。例年1,700名ほどが集まります。まだまだ参加を募集していますのでお早目に。

さて、そのアメリカンスクール・イン・ジャパンの「サマーキャンプ」をご紹介しましょう。このサマーキャンプは「通い」のキャンプになります。毎日学校へ行く感覚のキャンプです。


私は、先日、六本木のアメリカンスクールを訪問してきました。六本木にあるのは幼稚園、広大な土地の調布市には高校まで通うインターナショナルスクールがあります。毎年、サマーキャンプは六本木と調布市で行われますが、六本木は主に幼児、調布は小学生が対象です。大人気のキャンプなので申し込みが殺到していますが、まだ間に合いますからぜひどうぞ。

気楽に参加できる英語サマーキャンプ


多種多彩なクラスプログラム。テーマ学習をしていくうちに英語も覚えていく。何より成長するのは子ども自身。英語よりも大事なものが育っていきます。

毎年、行われるアメリカンスクール・イン・ジャパン(通称ASIJ)のサマーキャンプには、遠くは北海道、沖縄からやってくる子どもたちもいます。何と言っても規模の大きさと内容の濃さです。スクール側からもプログラムに対する自信のあるコメントも頂きました。

お子さんをサマーデイキャンプに参加させる保護者の想いはさまざまです。昨年参加された保護者のコメントを紹介しましょう。

・普段学校のことをあまり話さない子が毎日楽しそうに話してくれた。

・違う価値観が世の中にあることを体験して知ることができた。

・積極性が身に付いた。

・学校で教わらないTPOにあったフレーズを口にして驚いた。

・人間的・精神的な成長がみられ人間の幅が広がった。

・一人で自信をもって行動できる(しようとする)ようになった。

・英語だけではなくCooking, Craftなども家でも取り組むようになった。


英語力だけではなく、人間として目に見える成長を実感できるのがアメリカンスクールのサマーキャンプです。参加者の多くはリピーターです。昔のキャンパーがお父さんお母さんになり、自分のお子さんを同じ体験させたくて参加させる人が増えています。このことからも36年目を迎えるプログラムの質の高さを証明しています。

この夏、まるでアメリカにいるようなキャンパスで、異なる文化・異なる価値観の中で過ごすうちに、子どもたちは今までの殻を脱ぎ捨てて新しい自分を発見します。初めて会ったお友達、カウンセラーのお兄さんお姉さんと接している様子から、英語環境でたくましく生きていく子どもの将来の姿が見えてくることでしょう。キャンプ期間中に心配なことがありましたら、日本語を話すオフィススタッフがいるのでご安心ください。



2010年10月01日

出典:All About  http://allabout.co.jp/gm/gc/312640/


子供の英語学習の意義

子どもに英語を聞かせて損はない


子ども

子どもの脳はどんな音も吸収する

「英語は音楽のようなものだ」と言った人がいます。幼い子どもに英会話テキストのダイアログを聞かせても何の意味もありませんね。しかし、音楽は別。歌とリズムが子どもの身体にしみこんでいきます。英語の歌、英語のリズムになるだけで、英語独特の音とリズムが子どもに届きます。


子どもの脳はまさにスポンジです。どんな音も吸収してしまいますから、この時期に英語のシャワーを浴びてもらおうという狙いがあります。今の社会、英語の音がない世界なんてありません。仮に、英語を聞かせないという選択をしたとしてもそれは無理でしょう。だって英語は巷にあふれていますものね。いつのまにかどこで覚えたのかと思うくらい英語を覚えてしまいますよ。

 


大学生になって思い出した幼稚園の英語

子どもの頃、お父さんの仕事の都合でアメリカの幼稚園で過ごした男の子がいました。小学校1年生で帰国。普通に日本の小学校へ行き、大学も日本の大学へ。英語もそこそこの成績だったようです。あまり英語に自信もなく過ごしていました。彼は大学2年生になったとき、アメリカ留学を決意して渡米。滞在してしばらくすると、驚くほどはっきり英語の音が聞き取れるようになっていったそうです。3ヶ月もすればネイティブと間違われる位の発音で会話できるようになっていました。

人間の能力ってすごいですね。解説すると、彼の場合、アメリカの幼稚園で過ごした3年間に浴びてできた「英語の音を聞き取る装置」が20歳になって再起動したということでしょう。だから、いざ話したいと思った時に普通の人よりはるかに速いスピードで学ぶことができたのだと思います。幼児の頃に英語の音に触れておいてよかったですね、というエピソードの一つです。

 


5歳でペラペラになった!

日本国内のインターナショナルプリスクールに通っている子どもはみんな「5歳で英語ペラペラキッズ」になっています。毎日英語漬けの生活をするわけですから、英語が身に着くのは当たり前のことなので、別に驚くことはないですね。

私が見学したプリスクールでは休み時間に子ども同士が園庭で遊んでいる時も英語を使っていました。日本人同士なのに英語で会話していました。子どもはその時に使いやすい言語を選んで使い分けているようでした。英語漬けの毎日を過ごしていると、突然聞こえてきた日本語が一瞬、日本語に聞こえなかったりします。私自身、海外で突然日本語を聞いて、韓国語の音のように聞こえたことがありました。一瞬、あれっ?と思いましたが、英語モードになってしまっていると、母語が日本語でもそんな風に聞こえることがあるのだと不思議に思ったものです。


子どもが12歳まで学び続けた結果

子どもが5歳で英語ペラペラキッズになったとしましょう。その後、日本の普通の小学校に入学したら、週2~3回は英語を忘れてしまわないように英語教室や課外英語教室で英語に触れるようにすると良いです。教育も選択の時代ですから、インターナショナルプリスクールからそのままインターナショナルスクールに入学する手段もありますが、この場合、英語教育よりも日本語教育のほうが大事になってきます。英語よりも難しい日本語であることを念頭に置いておきましょう。

さて、12歳まで学び続けた結果ですが、たとえば、自転車に乗れるようになるまで努力し続けることと同じです。一度、自転車に乗れるようになれば滅多なことでは二度と乗れなくなることはありません。また、ロケット、スペースシャトルも同じ。軌道に乗るまではものすごい力が必要ですね。しかし一旦軌道に乗ったらずっと回り続けます。科学的な根拠があるかわかりませんが、12歳までほぼ毎日学び続けておけば、ネイティブ並みの英語力は維持していけるようです。

 


早期英語教育のメリット

メリット、デメリットと区分けできるものではありませんが、英語の音を聞いて育つ環境が子どもに悪影響を及ぼすとは思いません。バイリンガル教育に関しては賛否両論あるものの、英語が使えるようになると世界がぐんと広くなりますし、活躍する場所もどんどん広範囲になっていくでしょう。



2003年11月5日

子供をバイリンガルにするために

All About Japan「子供のための英語」ガイドの清水万里子さんが、あなたの子どもをバイリンガルにするための「子供のための英語 ビギナーズガイド」を著されました。

現在、英語の先生として活躍されている清水先生は、どんなお子さんだったのでしょうか。さぞかし、英語の成績も良かったことでしょう。・・・と思っていましたが、なんと、中学時代の英語の成績はいつも「3」だったそうで、高校生になってから、「5」になられたそうです。

とても心強いお話ですね。やる気さえあれば、何歳からでも英語が堪能になるということですね。ただし、年齢が上がるほど、習得するのに時間がかかると、清水先生の本にもありましたが。

さて、どのようにして、英語の成績が上がっていかれたのでしょうか。清水先生は、英語が好きだったというよりも、外国の人とのコミュニケーションの楽しさに目覚め、そして、「ツールとしての英語」の楽しさへと変わっていかれたようです。

例えば、パソコンの習得でも同様のことが言えますが、ただ単に習うだけではなく、何か目的を持って学習していくことにより、どんどん成果が現れてくるものです。

英語がコミュニケーションのツールであることを認識させる手段の一つとして、「異文化に触れる機会をつくること」などが考えられます。例えば、Eメール友達を作ったり、市町村の国際交流団体に属して交流機会を作るなどです。この本では、そのような紹介もされていますが、もちろん、その他にも英語子育てビギナーのための情報が満載です。



「子供のための英語」ビギナーズガイド 清水万里子 著 金星堂


ちょっと、中をのぞいてみましょう。

第1部 早期英語教育をしたい理由

子どもが英語を学ぶということは言語の習得だけでなく、例えば、異質な環境や行動、思考様式への適応性を高めるなど人間教育的な面に良い影響があるというこが紹介されています。



第2部 子供のための英語環境

英語子育てをスタートさせる時の具体的な方法が紹介されています。例えば、英語の絵本やABCの表、英語カルタゲームなどで遊べるように、家の中に英語コーナーを設置することなど・・・。



第3部 失敗しない英語教室の選び方

良い英語教室とダメな英語教室の違いがずばり紹介されています。また、体験レッスン時に先生に色々な質問をして的確な答えを丁寧に説明してくれる英語教室を選択しましょう。ということで、先生への具体的な質問内容が紹介されています。



第4部 公立小学校での英語活動

本格的に始まった小学校での英語教育の実態を清水先生が詳しく紹介し、するどく評価されています。



第5部 子供のための英語教材

英語の教材は、たくさんあって、迷ってしまいますね。清水先生がひとつひとつ丁寧に解説、評価されています。



日時不明

出典: プレジデント Family http://family.president.co.jp/blog/online/9666/ 

日時未定


<子供たちよ、英語のまえに国語を勉強せよ。>


何年も「英語の重要性」が叫ばれているが、子供の英語力は向上しないどころか、むしろ後退気味……。一体、その原因はどこにあるのか?

「日本語力の低下と深い関係がある」と教育について数多くの著作を持つ、思想家の内田樹さんが分析。英語以上に国語の重要性を力説する彼に、その真意を問う。



内田 樹(うちだ・たつる)

思想家、武道家、翻訳家、神戸女学院大学名誉教授。1950年、東京生まれ。専門は、フランス現代思想、ユダヤ文化、映画、武道等、幅広い。

「英語を学べ」とメディアをはじめ社会も、文部科学省も騒ぎ立てる昨今。特に文科省は2002年から、「英語が使える日本人」の育成のための戦略構想を発表しているが、子供たちの英語力が向上したかと問われれば、甚だ疑問だと答えるしかない。大学生にしても、英語力についての評価は高いのに英語力そのものは低下し続けるばかり。この矛盾した事態はなぜ起きたのか?


英語力が下がった理由は「英語を学ぶと将来的に有利」などと、英語力を実利に結びつけるようになったからである。学習の“報賞”があらかじめ開示された場合に、子供たちはいかに効率よく“報賞”を手に入れるかを考える。最小の学習時間で、最大の効果を求めるようになり、最も費用対効果のよい学習法を探すようになる。書店に「6週間でTOEICのスコアが100点上がる方法」と「3週間で100点上がる方法」が並んでいれば、ためらわずに「3週間」の本を選ぶだろう。「聞き流すだけで英語力が上がる」とか「居眠りしながら英語力が身につく」とかいう商品が市場にあふれている。これらはすべて「最小の学習努力で最大の効果」をめざしている。頭がいい子ほどその傾向は強い。その結果、子供たちに「英語ができるといいことがある」というアナウンスをすればするほど、彼らの英語学習時間が短くなるという奇妙なスパイラルが生じたのである。


かつての「英語が好き」な子供たちは、誰に言われなくても英語の小説を読み、英語の音楽を聴き、英語の映画を観て、厚みのある英語力を身につけた。そのようにして得た英語力は試験の点数にそのまま反映されるわけではない。無駄が多すぎたからである。入学試験に出るはずのない「無用の知識」を大量に含んでいたからだ。けれども、その「試験には出ない知識」が彼らの英語力の厚みを形成していた。


あらかじめ“報賞”を開示すれば、子供たちは必ずそこに至る「最短距離」を探すから厚みがない。だから、「この教科を勉強すると、いいことがある」という誘導のしかたはしてならないのである。今学校で教えている教科の中で「成績がいいと金になる」と露骨に効用が示されているのは英語だけだ。近代教育史上、今の英語ほど実利と有用性がうるさく言われている教科は存在しない。


英語力の低下より深刻なのは国語力の低下である。だが、これについては「国語力をつけるといいことがある」という類いの利益誘導はほとんど見ることができない。それは「日本人なのだから、自分は日本語がうまく使えているはず」「母語運用能力には差などない」という思い込みがあるからだ。でも、実際には英語以上に大きな差がある。


母語はあらゆる知性的・情緒的なイノベーションの培養基である。私は母語によってしか「喉元まで出かかったアイディア」を言葉にすることができない。後天的な努力によって英語で読んだり、書いたり、話したり、場合によっては考えたりすることも可能だが、英語で“創造する”ことはできない。母語を話すときだけ、私たちは「それまで存在しなかった語」や「それまで発音されたことのない音韻」を口にすることが許される。それでコミュニケーションが可能であり、ニュアンスが正しく伝わるのであれば、「文法的に間違った言い方」をすることも許される。その「間違った言い方」が広く使われるようになれば、いずれ辞書に載ることもある。そういうことは外国語では起きない。私たち非英語話者は英語に新しい語彙(ごい)を追加することもできないし、文法的に間違っているが“言いたいことはわかる”言い回しを英語話者に受け容れさせることもできない。母語は話者に思考の自由、アイディアの創造を保証する。だから、母語が国際語である人々はその時点ですでに国際競争におけるアドバンテージを握っているのだ。英語が現在国際共通語であるのは、イギリス、アメリカという英語国が20世紀世界の覇権国家だったからである。それにインターネットの共通言語が英語になってしまった。これによってかつては国際共通語として競合していたフランス語、ドイツ語はその地位を失った。


英語=母語が国際共通語である国民は政治交渉でも、経済活動でも、学術活動でも、あらゆる点で優位に立つことができる。国際的なネゴシエーションも、商取引も、学会発表も、すべて母語で行うことができる特権がどれほどのものか、私たちのようなマイナー言語の話者にはとても想像が及ばない。だから、英語話者たちはこの特権を決して手放さない。英語ができれば世界中どこでも誰とでもコミュニケーションができるという言い方は、フェアで民主的なコミュニケーションのルールであるかのように見えるけれど、実際には英語話者があらゆる領域で優位性を保持し続けるためのトリックなのである。


言語は政治的なものである。だから英語話者たちは英語圏の政治的優位を固定化するために、英語学習について強い方向性を打ち出している。それは英語教育を「読み書き」から「会話」中心にシフトさせるという流れである。これはどこでも植民地支配に際して宗主国が植民地住民に対して行ってきたことである。植民地住民に読み書きを教えた場合に、優秀な子供であれば短期間に宗主国の言語を習得し、文学や哲学や宗教書まで読んで理解できるようになってしまう。読み書き中心で語学学習した場合に、植民地住民が宗主国民を知的に圧倒するという事態が出現しうる。植民地の現地官僚が名前だけ知っていて読んだことがないような古典を諳(そら)んじてみせる現地人というのは、彼らにとって「悪夢」である。だから、「会話」を教えるのである。宗主国の言語を会話学習に限定している限り、植民地住民が知的に宗主国民を脅かすという事態は絶対に起こらない。あらゆる会話局面において、ネイティブ・スピーカーはノン・ネイティブスピーカーに対して、その発音の誤りを正し、語彙選択の不適切を指摘し、話の腰を折って「そんな言い方はしない」とコンテンツごと否定する権利を留保できる。オーラル・コミュニケーション中心で宗主国語を教える限り、圧倒的にネイティブ有利な言語の政治が実現するのだ。


日本人は古来さまざまな外国語を採り入れてきた。漢字を“やまとことば”にはめ込むハイブリッド言語を作り出し、明治維新後は猛然たる勢いで欧米のテクニカルタームを漢字二字の熟語に置き換えて、感動的な質と速度の翻訳事業を成し遂げた。このとき「読み書きはいいから、会話中心で外国語教育は行うべきだ」というような理屈がまかり通っていて、人々が外国人とネイティブの発音に近い会話をすることに知的努力を集中していたら、日本はいまだ蛮国のレベルにとどまっていたであろう。


英語教育のモデルとしてよくあげられるのがシンガポールである。住民の多くは中国の福建省や河南省にルーツを持つ中華系だが、公用語は英語であるおかげで東アジアの経済的・学術的中心となっている。しかし、そのことの代償もシンガポールの中国人たちは支払っている。今の若者たちは祖父母と共通の言語を持っていない。先祖が書いた日記も手紙も読めない。先祖伝来の食文化や生活習慣も希薄化している。


文芸評論家の江藤淳は、母語で読み、書き、語ることで伝来の文化に触れる経験を「死者たちとの共生」と呼んだ。その意味でシンガポールの若者たちは「共生すべき死者」を今は持っていない。だから、シンガポール文学というものがない。シンガポール音楽というものもない。シンガポール美術というものもない。オーケストラもあるし、立派な美術館もあるが、楽団員は海外から集めてきた人たちであり、収蔵品は金で買ってきたものである。国民をどうやって国民的に統合するのか、それがシンガポールの最大の悩みだ。


また、フィリピンは久しくアメリカの植民地であったから、人々は英語を話す。しかし国際化が進んでいると言うことができるかどうか私にはわからない。フィリピン人はタガログ語という母語を持つが、日本の明治維新のときのような翻訳文化がなかったために、タガログ語では政治や経済や学術を語ることができない。だから、政治家も官僚も学者もみな英語で話すほかない。これを幸運と言うべきなのか、悲劇的と呼ぶべきなのか。たとえば漱石も鴎外も荷風も読めない日本の若者たちを想像してみるとよい。彼らが自国文化へのつながりを実感し、自国文化への誇りを持つことはずいぶん困難になったであろう。


母語の運用能力を上げるためにどのような方法があるか。1つは音読である。無文字言語というものは存在するが、音を持たない言語は存在しない。言語の本質は音である。古典をひたすら音読すると、意味はおのずとわかってくる。同僚の日本文学者が授業で樋口一葉の『たけくらべ』を読ませたところ、学生たちが「意味がわからない」と言う。でも、音読させたら意味がわかったと顔を輝かせたそうである。音読の最良のかたちは謡曲だろう。能楽の謡(うたい)は「謡うエンサイクロペディア」である。漢籍仏典、記紀神話、万葉集、古今集、源氏平家、伊勢物語から近世に至るまでの文学・宗教・歴史の基礎教養を謡って覚えることができる。話芸を聴くこともリズミカルで響きのよい日本語を習得するうえで効果的である。落語でも歌舞伎でも、「こういうふうに語るとグルーブ感が出る」という消息は、名人の話芸を聴いて習得するのが最も効果的である。


話を英語に戻そう。私自身は、今日本の学校で行われている英語学習に疑問を抱いているが、国際共通語の必要性と有用性はもちろん認めている。そのうえで、英語ではなく、「リンガフランカ」を学習するということを提案している。これは非英語圏の人たちが英語によって意思疎通を果たすことをめざすコミュニケーションのための言語のこと。かつてヨーロッパではラテン語がそうだった。ラテン語は死語であり、それを母語とするものがいなかった。だから、ラテン語で意思疎通する人たちは誰もアドバンテージを持たなかったのだ。「リンガフランカ」はPoor Englishと言い換えてもいい。とにかく通じればいい。発音がいいとか悪いとか、そういう言い回しはしないとか、文法的にどうだとか、そういうことを言わない。


「リンガフランカ」の授業では、教師は決して生徒の発音の間違いや文法上の間違いを指摘しない。身振り手振りも、絵を描くことも、コミュニケーションに資するふるまいはすべて許される。そして、点数も成績もつけない。この授業で、オーラル・コミュニケーションの基本は身につくはずである。その後“正しい英語”で古典を読み、政治や経済や学術の専門的なテキストを読むといった、授業に移行する。これで、日本人の英語力は今よりずいぶん向上するはずであるし、物怖(お)じしない英語話者が誕生すると思う。


しかし、英語より前に、母語=日本語の学習が大切だ。


内田 樹

思想家、武道家、翻訳家、神戸女学院大学名誉教授。1950年、東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒業後、東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程修了。90年に神戸女学院大学助教授となり、現在同大学名誉教授。合気道六段、居合道三段の武道家であり、神戸市に能舞台と道場を融合させた凱風館を設立。専門は、フランス現代思想、ユダヤ文化、映画、武道等、幅広い。